タイミングベルト交換は工賃・費用がかさんでも・・・
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タイミングベルトの交換時期を迎えている車の最後の大波が来ている。'60年代から、それまでの主流であったタイミングチェーンに取って代わりゴム製のタイミングベルトが市場を凌駕したわけだけれど、結局のところ90年代後半から、またタイミングチェーンが主流になってきている。タイミングベルトの交換時期は10年10万キロが限界なので、90年代中盤から後半の「最後のタイミングベルト組」が、交換時期を迎えているわけだ。
タイミングベルトの交換と言われても、はてなと思う人も多いだろうし、交換工賃を聞いて驚く人もいるだろう。タイミングベルトの交換工賃は意外とばかにならないのだ。タイミングベルト自体は安価な事が普及の柱にもなったのだけれど、タイミングベルトが位置する場所が場所なだけに、交換工賃も安くない。手間隙かかるのだ。
タイミングベルトは「切れたら終わり」のパーツだ。ゴムで出来ているので、工賃が高いからやらないとかいうわけにはゆかない。タイミングベルトの事故で最悪なのは、エンジンが回転中に切れた場合。タイミングベルトの交換工賃だけで済んだものを、こうなってからでは「廃車」という悪夢もありうる。
タイミングベルト交換工賃・費用が割高なわけ
さて、タイミングベルトの怖さが分かったところで、交換の話しを少し。どうしてタイミングベルトの交換工賃が高いかが分かる。
タイミングベルトは、通常はブロックの中に隠されている。つまりタイミングベルトの交換はバルブやカムシャフトの交換と同じように「エンジンの開腹手術」が必要なのだ。タイミングベルトの工賃が高くなるのは当たり前で、エンジンの開腹手術を必要とするパーツ交換なんて、日常的にはタイミングベルトくらいのもの。その他のエンジン内部パーツは交換はおろか、エンジンが一度組まれたら生涯シャバの空気に触れることは無いくらいなのだ。
タイミングベルトの交換の難しさと交換工賃が高くなる理由がおぼろげながらでも分かって頂けただろうか。また、タイミングベルトの交換では、通常同じ部位に装着されているウォーターポンプの交換もする。これはお客が嫌がってもするのがメカニックとしての心意気だ。開腹手術までするのだから、交換できるものはタイミングベルトと同時に交換した方が交換工賃も安くあがるしね。
タイミングベルト交換は工賃・費用が高くても信頼できるメカニックのもとで。
タイミングベルト交換にからめて、少し怖い話しから始めたけれど、本当は10年10万キロまで交換を待ってほしくない。タイミングベルトは前にも言ったけど「劣化性素材のゴム」で出来ている。タイミングベルトの寿命が早くつきるケースも勿論ある。
タイミングベルトに限らず、どこで、どのように車を常用するかによって部品の劣化には個体差が出てくる。
タイミングベルトだって同じで交換時期(寿命)が早まる事は十分にありうるのだ。タイミングベルトの交換は車の使い方使われる場所で大きく変わると思っていい。スポーツタイプ車のタイミングベルト交換は5年5万キロでちょうどいい位だし、本当にパフォーマンスに神経質になるなら3年毎に点検もかねて開腹手術したっていい。その位、エンジンの性能を左右するのがタイミングベルトなので、交換工賃をケチったり、交換そのものを怠ったりしてはいけない。
タイミングベルトの交換はメーカー系のディーラーか、一般民間工場なら相当に腕のいいところを捜そう。タイミングベルトはエンジンにとって命ともいえるパーツなのだ。しかもタイミングベルト交換は開腹手術だ。できるだけ名医の手にまかせたい。